よくTVなどで、「年商XX億円の会社」などと言っていますが、その度に「では利益はいくらなんだろう?」と思ってしまいます。
大事なのは、売上ではなく、利益だからです。
もちろん、新興の会社の場合は、最初の数年は赤字覚悟で、まずはマーケットシェアを優先するのは仕方がないかも知れません。
企業が存続する目的は、売上を伸ばしマーケットシェアを占有することと、利益を伸ばして従業員に給与を払い、税金を納めて企業価値を高めること。
そのために社員は日々、売り上げと利益を伸ばすために仕事をしているのです。
ところが、仮に年商100億円の会社だとしても、利益がマイナスでは何もなりません。
一年間社員が一生懸命仕事に励んだ結果は、「当期純利益」は黒でなければなりません。
経営者や経理担当者でなくても、マーケティングや営業担当者でも、自分の会社の経営を理解する必要があると思います。会計、数字は経営の一部で、特に重要な部分です。
では、赤字の会社はどこがいけないのでしょうか?
赤字なのは、売上より経費が多いからです。
会社の家賃が高い、売上の割に社員の給与が高い、無駄な広告費、接待費の使いすぎ、社員が光熱費に無頓着、無用な在庫があり過ぎるなど、社内を見渡せば削減できる経費はいくらでもあるでしょう。
これら経費を削減して、まずは当期純利益を目指す、それこそが会社経営の基本ではないでしょうか?
Comments